城北つばさ高校の昼間部は「定時制&単位制」の高校です。
単位制高校では,定められた修業年限の中で,必履修科目を含む74単位以上の教科・科目を修得すれば卒業資格を得ることができます。本校では,午前中の授業は原則全員が学年ごとに決められた授業を受けます。午後はそれぞれの生徒が自分で選択した授業を受けます。(午後の授業を受けない,というのも「選択」の一つです)
単位制という仕組みは昭和63年度から定時制課程・通信制課程に導入されました。学習歴や生活環境が多様である生徒が入学しやすくなるようにという理由からです。
「多様な生徒の個に応じた教育課程の編成」を促進し,生徒の選択の幅を拡大することで,一人一人の個性を伸ばすねらいがあります。標準修業年数である4年間で卒業する場合は,午前中の授業を全て修得できていれば(午後の授業を選択しなくとも)卒業ができるカリキュラムになっています。
※それぞれに所定の条件、上限があります。詳しくは本校教務部へお問い合わせください。
「単位」とは何ですか?
教科・科目の学習量だと考えてください。1週間に1時間の授業を1年間受け,その学習の成果が認められると1単位を修得したことになります。
「必履修科目」とは何ですか?
高校を卒業するには,「3年以上在籍して」「74単位を修得」しなければなりません。このうち学習指導要領に定められた「必履修科目」は必ず受講するように国で決められています。必履修科目を全て履修しない限り、いくら単位を修得しても卒業ができません。
「履修」とは何ですか?
「履修」は,授業を定められた基準(例えば出席状況や学習態度が良好であるなど)を満たし学習することで認定され,「履修」が認定されると1年間その授業に出席し,学習したということになります。
「修得」とは何ですか?
「修得」は「履修」を認定された人が,学習内容がその教科・科目の求める基準に達しているかどうか(例えば試験の点数,課題提出,レポート提出やプレゼン発表をするなど)を判断され,合格した場合にはその教科・科目の「単位」の「修得」が認定されます。修得することで,卒業に必要な単位74単位の一部として認められます。「履修」を認定されていない科目は、いくら成績が良くても「修得」できません。まずは「履修」をクリアすることが重要です。
「学校設定科目」とは何ですか?
学校設定科目とは,学習指導要領で定められている教科以外に,教育上の必要から学校独自で設定できる科目です。本校では「職業理解」などがそれにあたります。
「標準単位数」とは何ですか?
教科・科目には定められた単位数があります。それを標準単位数といいます。例えば,数学Ⅰの標準単位数は3単位ですが,本校では1年生で2単位,2年生で2単位の合計4単位として履修します。こうすることで,生徒の理解度に合わせて授業を進めていくことができます。